Q&A(塗装って一体なぁに?)
なぜ塗装工事が必要なのか?その目的が解ります!
詳しくはこちらをご覧下さいwww.haginotosou.co.jp/index.php
Q&A(お見積り編)
よくチラシで見かける坪数などで、塗装工事費を出す見積りは
ハッキリ言って「当社では作成できません」
なぜなら・・・それは・・・・・。
同じ坪数の建物でも建物の形状が違ったりすれば、塗面積は変わり、
現状の建物の痛み具合は、経年や立地条件によって様々ですので、
チラシでよく見かける坪数で見積り金額を出す事は
「かなりいい加減で危険なやり方です」
そういった業者は、まず専門業者では無く知識・技術はありません!いったん工事を行えば、後から追加工事と言って追加料金を
請求されたり、最終的には安い手抜き工事にされたり、
「欠陥品が発生する可能性が非常に高いです」
萩野塗装株式会社は(社)日本塗装工業会の会員です。
この会は全国の塗装工事専門業者が集まって
塗装技術・知識の向上の為に発表会や技術競技会を行ったり、
塗装工事の必要性を地域に広める活動を行っております。
萩野塗装株式会社では現状をしっかりお客様と確認し、
お見積りを作成致しますので、どうぞご安心下さい
確かに塗料には様々な種類があり、それは樹脂成分によりランク分類され、私達は現場状況に応じて使い分けています。
今回の説明は外壁塗り替えのお見積りにおいて一般的な4つの樹脂と、良くご質問頂く塗料について、少しご説明をさせて頂きます
外壁のお見積り時に使用される樹脂系統は現在4つに大別され、耐候性の弱い順から
「アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系」が主となります。
アクリル系からフッ素系に至るまで、仕上がりの見た目は全く変わらず、実際にプロである私たちが見ても、シリコン系とフッ素系で塗り替えられた外壁の見分けはつきません
それでは、この4系統はどこが異なるのでしょうか?
アクリル系からフッ素系へ向かうにつれて、樹脂成分が固くなります
樹脂成分が固いということは、強度がある(耐候性がある)ことに繋がり、汚れにくさにも繋がります!
汚れ等が落ちやすくなるという事は柔らかいものの上についた汚れよりも、硬い物の上についた汚れの方が拭き取りやすいことをイメージして頂けると、わかりやすいのではないかと思います
各樹脂塗料のご説明
≪合成樹脂調合ペイント≫
合成樹脂調合ペイント(SOP)は、良く言うペンキの事です。アクリル樹脂塗料よりも耐候年数が短く、2~3年に1度の塗替えが必要とされる塗料です。塗装しやすいため、DIYショップなどでは最も馴染みのある塗料といえますが、現在ではグレードの高い塗料も容易に手に入れる事ができる様になりましたので、耐候性の必要としない内部塗装の際によく使用する塗料となりました。
(耐候性2~3年)
≪アクリル樹脂系≫
アクリル樹脂塗料は、外壁塗装に使われる塗料では安価であり、耐候年数は短い種類の塗料と位置づけられています。しかし天井や軒天部分には、湿気が滞留しやすいため、透湿性(水分が通過できるような性質)があるアクリル樹脂塗料が向いている箇所もあります。
安いから、耐候性が無いからといって、一概に悪いものとも言えません。
適材適所と言った所でしょうか?
(耐候性3~6年)
≪ポリウレタン樹脂系≫
塗料業界の技術も日進月歩。ウレタン樹脂塗料(正式名称:ポリウレタン樹脂塗料)は乾きやすく、塗りやすい性質で5~10年ほど前までは塗装業界の主流でした。その為、その時期に塗装業界に参入し、そこで勉強が止まってしまっている業者は、もしかすると現在も「ウレタンが一般的」といった宣伝をするかもしれません...しかし現在は違います。
ウレタン樹脂よりワンランク機能が上にあるシリコン樹脂との材料代の差は、一缶数千円とシリコン樹脂の初期と比べると金額はあまり変わらなくなりました。そのため現在ウレタン樹脂塗料は、SOPの立場に移りつつあります。
しかし、ウレタン樹脂の特徴として良質な弾性質を有しております。
(弾性とはゴムのように伸び縮みをする性質)
伸縮性のある木部や、外壁に生じるクラック(ひび割れ)に追随性を求める場合には、良質な弾性系塗料のラインナップがあるウレタン樹脂塗料を選定することも多いです。
シリコンは、シロキサン結合(Si-O-Si)を主鎖として、側鎖に有機基が繋がった「構造」を示しています。そのため、100%がシリコン樹脂の塗料というものはなく、有機基の何かしらの物質と繋がっているのが一般的です。
シリコンは通常、アクリル樹脂とつながっており、これをアクリルシリコン樹脂といいます。多くのメーカーはアクリルシリコン樹脂のことをシリコン塗料、シリコン樹脂塗料と略して称しております。つまり、シリコン樹脂という樹脂によってできた塗料のことをシリコン樹脂塗料と呼びます。
弊社が外壁塗装の材料を選ぶ基準も、上記のポリウレタン樹脂で述べた様に、最近は一缶あたりのコスト差が縮まってきているので、10年スパンの期間で考えた時には、シリコン樹脂の方が耐候性の面で経済的と考えます。
(耐候性12~15年)
≪水性塗料と溶剤系塗料≫
塗料には、大きく2種類のタイプがあります。1つは、樹脂を水に混ぜ合わせた物、もう1つは樹脂を溶剤(シンナー)に混ぜ合わせた物、前者を水性塗料(水系塗料)後者を溶剤系塗料と呼びます。
水性塗料とは塗料の樹脂分が、水中に分散されている塗料の事、また希釈(塗りやすくする際に薄める事)もシンナーでなく水で、希釈を行う塗料の事で、その水分が乾燥し、樹脂分が塗装面に残ることで、塗料は被塗装面に密着します。
一方、溶剤系では塗料の樹脂分にシンナーが混ざっており、この乾燥過程で蒸発するのはシンナーとなります。
したがって水系塗料は乾燥過程で蒸発するのは水ですから、工事中の臭気を最小限(樹脂の臭いはあります)に抑えることができ、居住者・近隣の皆様が臭気により、不快な思いをされるリスクは最小限に抑える事が可能になりました
そしてシンナー(有機溶剤)には、原材料としてキシレンなどのVOCが含まれています。すなわち、シンナーが蒸発すれば、大気に放出され、VOCとして環境への負荷が大きくなり、大気への影響も無視できません
この様に、各塗料メーカーは水性系塗料の開発に向けて様々な工夫を積み重ねてきました
塗膜形成への影響が最小限になるような界面活性剤(親水基と疏水基を有しており、水と油の仲立ちをする物質です)の開発やあるいは撹拌後に長期にわたって分散された状態が崩れないよう樹脂を極限まで微細にするなど...これは10年前にはとても考えられなかったことなのです
その結果、今日では水性系塗料の性質は、弱溶剤塗料の性質と比較しても遜色ないくらいまでに向上しました
一般的に塗料乾燥時の樹脂結合力(塗膜の強さ)は、強溶剤(ラッカーシンナー等)→弱溶剤(塗料シンナー)→水性(水分)と言われています!
弊社もまた地球環境にも優しくあるように水性塗料を選択できる現場では積極的に採用しております
Q&A(工事編)
(各状況によって工事工程は色々ありますが、ここでは基本的な流れのお話です)
まず人間が背伸びしても届かない所で
安全・キレイに作業する為に周囲に足場を組みます。
そして外壁のシーリング材が劣化していたり、
ひび割れ(クラック)が発生していれば外壁を補修します。
その後、塗装箇所を高圧洗浄機にて水洗いし
塗装工事に支障になる汚れを洗い流します。
窓や植木などに塗料が付いてほしく無い所はビニールシートを
張って塗料が付かない様にします。(これを養生と呼びます。)
そして各状況にて適正に選ばれた材料で塗装作業になります。
塗装工程は下塗→中塗→上塗と3工程が基本ですが
状況によっては、塗装工程が多い物や逆に少なくて済む材料が有り
材料の選定は、各お客様のご要望に合った物をご提案致します。
そして塗装作業が終わると、養生を取って掃除を行い
足場を解体して工事完了という流れになります。